
地方から始まる効率化 北海道当別町でもChatGPT活用へ
北海道・石狩地方にある当別町でChatGPTを使って業務を行う実証実験が始まりました。
当別町役場では今月からチャットGPTをビジネスに活用した実証実験が始まり、実際に試したところ、職員らは生産性が劇的に向上したとの感想が聞かれました。
さまざまな場面でチャットGPTの導入が検討される中、今年4月には神奈川県横須賀市が全国で初めて市役所でチャットGPTの導入。全国の自治体で導入や試行が続いています。
半日分の仕事が10秒で完了
例えば、参加者からアンケート調査。アンケート30件を要約、3つのグループに分類するようChatGPTに指示します。そして、わずか10秒後。もともと30文あったのですが、3文にまとめて返されました。
「組織全体の執筆や要約の作業負担は大きいので、10分の1に減らせるのではないでしょうか。」
当別では社員学習会を開催し、利用ガイドラインを定め、情報漏洩や誤文などのリスク管理を徹底。また、誤回答の可能性も考慮しつつ、業務支援として実験を継続し、10月には本格的に使用することを目指すとしています。
予算や人員の余剰が少ない地方自治体からこそのChatGPT活用。新たなムーブメントが始まるかもしれません。