
職員の負担軽減を目指しAIを活用実験へ 千代田区
東京都千代田区は、職員の負担軽減を目的とした生成型人工知能の実証実験を開始すると発表しました。まずは8月から実際の業務においてきちんと役立てるかどうかを検証するとしています。
予定されているテストでは部門間の問い合わせにチャットAIを活用して対応。チャットAIサービスは同区に所在を置くIT企業ネオス(東京都千代田区)が開発したソフトを利用。このサービスは「Azure OpenAI Service」を活用しており、Microsoftクラウド上の「GPT-4」などの大規模言語モデルを利用しています。また、別の試みとして、文章や企画書をまとめたり、どのような業務に活用できるかを確認したりするなど、対象業務を限定しない心っ見も予定されています。さらに、画像生成AIの併用を検討しています。どちらの実験でも、千代田区の人工知能利用に関するルール(「機密情報は入力しない」など)に沿って利用しつつ、10月まで実施される予定。
自治体におけるチャットAIの活用は、神奈川県横須賀市や兵庫県神戸市も利便性の検証を始めています。今後、さらに活用事例が増えそうです。