
製品開発の未来?横浜ゴムが新タイヤにAIを活用
横浜ゴムは、トヨタの新型高級ミニバン「アルファード」「ヴェルファイア」の新車装着用タイヤとして「ADVAN V03」の供給を開始したと発表しました。横浜ゴム独自のAIアプリケーションフレームワーク「HAICoLab(ハイコラボレーション)」によって得られた最適なピッチ配置(遺伝的アルゴリズム)を採用し、高級ミニバンにふさわしいパフォーマンスを実現したとしています。アルファードやヴェルファイアにふさしいステアリング、安定感と快適な乗り心地に貢献し、軽量設計により転がり抵抗も軽減、静粛性も両立しているそうです。
HAICoLabでは、「人間ならではのひらめき」「創意工夫」「AIが得意とする膨大なデータ処理能力との連携」により、新たな発見を促し、デジタルイノベーションを実現することを目指しています。実データやシミュレーションを通じて生成・収集した仮想データをAIが予測・分析・探索し、開発に活用。
自動車用タイヤという既存の製品開発にAIを活用する新たな取組として注目されそうです。