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AIで大統領選が大混乱?Google元CEOが警告

グーグルの元CEOエリック・シュミット氏は、生成型人工知能(AI)が2024年のアメリカ大統領選挙やその他の選挙に大混乱をもたらす可能性があると警告した。すでに緊張した政治情勢の中で、SNSが人工知能で投稿されうる虚偽の主張を抑制できるかどうかを疑問視した。

シュミット氏はテレビ番組「スコークボックス」で、人工知能が偽情報の拡散を加速させる可能性があると指摘し、「国民の利益が守られず、2024年の選挙は大混乱になるだろう」と述べた。

同氏はまた、グーグルの親会社アルファベット、メタ、ツイッター等のSNS大手がコスト削減のため、過去1年の間にコンテンツ管理者を大量に解雇したことが「大きな問題」だと述べた。

Google傘下の動画共有サイトYouTubeは、2020年米大統領選挙について虚偽の主張をした動画の削除したが、これまで禁止されていたコンテンツはAIによるものも少なくなく、コンテンツがAIによって生成されたかどうかを明らかにすべきだとの考えを示した。また同氏は、許されるべきは「人間の言論の自由であって、コンピュータの言論の自由ではない」と信じていると述べた。

シュミット氏は先月、AIは誤って使用されれば「多くの人を傷つけたり殺したりする」可能性すらあると警告している。

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